愛場美和 公式ブログ|Miwa Aiba Official Blog

東京とシリコンバレーを拠点にビジネス、AI、世界のこと、日々の気づきを綴ります。

熊本とコロンビアの地震に寄せて――Power Up Japanに込めた思い

令和8年熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

そして8月10日には、コロンビア西部でも大規模な地震が発生しました。

熊本とコロンビアで亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。被災された皆様、救助や復旧に携わっている皆様の安全を、心よりお祈り申し上げます。

鹿児島出身の私にとって、熊本は身近で大切な場所です。一方、海外で暮らすようになってからは、国境を越えて起きる出来事も、決して遠い世界のことではないと感じるようになりました。

今回の二つの地震に接し、私は2011年のことを思い出しました。

2011年1月11日、私は日本で会社を設立しました。

主人と一緒に日本で暮らし、新しい仕事を始めることを決断してのスタートでした。

ところが、そのちょうど2か月後の2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。

3月11日に起きたこと

設立したばかりの事務所には、まだ荷物もほとんど入っていませんでした。そのため、私たちは大きな被害を免れました。

しかし、主人の実家は福島にありました。

震災によって実家は半壊し、それまで当たり前に存在していた暮らしの場所が、一瞬にして大きく変わってしまいました。

自然災害の前では、日常が決して当たり前のものではないことを、身をもって知りました。

あのとき、多くの日本人の心に「日本を元気にしたい」という思いが芽生えたのではないかと思います。

私の中にも、同じ思いが強く生まれました。

日本という国を、また、あらためて考える

日本は、基本的にとても平和な国です。

銃が日常生活の身近なところにある社会ではなく、体調が悪くなれば医療機関に相談できます。夜間でも一人で歩ける地域が多く、子どもが一人で電車に乗って学校へ通う光景も珍しくありません。

日本で暮らしていると、それらを当たり前のこととして受け止めてしまいます。

しかし、海外で生活し、さまざまな国や文化に触れると、その「当たり前」が、決して世界共通ではないことに気づきます。

安全、秩序、思いやり、責任感、そして人と人との信頼。

日本には、守り、育て、世界へ伝えていく価値のあるものが数多くあります。

Power Up Japan

日本が素晴らしい国だからこそ、日本も世界の一員として、よりよい未来のために力を尽くさなければならない。

震災を経験した2011年、私はそのように考えるようになりました。

誰か一人の大きな力ではなく、一人ひとりが自分にできることを持ち寄ること。

日本の文化、技術、知恵、人の力を見つめ直し、それを日本の未来と世界の平和につなげていくこと。

その思いを表した言葉が、私にとっての「Power Up Japan」です。

今、熊本とコロンビアに思うこと

災害は、国や地域を選びません。

住む場所や話す言葉が違っても、大切な人の無事を願う気持ち、失われた日常を取り戻したいという思いは同じです。

現地から離れている私たちにできることは、限られているように感じるかもしれません。

それでも、被災地を忘れないこと。正確な情報に耳を傾けること。それぞれができる形で支え合うこと。

その一つひとつが、復旧と未来への力につながると信じています。

熊本とコロンビアの皆様、そして被災されたすべての方々が、一日も早く安心して過ごせる日を取り戻されることを、心よりお祈り申し上げます。

震災から年月が過ぎても、「日本を元気にしたい」という私の思いは変わりません。

鹿児島から東京へ、そしてアメリカへ。

これまでの経験と出会いを生かしながら、日本と世界をつなぎ、日本の力を未来へ届ける活動を続けていきたいと思います。

愛場美和