私は毎朝、6時30分を目安に起きています。
もちろん、朝5時ごろに目が覚めてしまう日もありますが、基本的には6時30分から一日を始めます。
起きたら、まず日本から届いているメールやメッセージを確認し、日本のニュースにも目を通します。
日本とカリフォルニアには大きな時差があります。
こちらの17時は、日本の翌朝9時です。
私がアメリカでの一日を終えようとするころ、日本では新しい一日が始まります。
そのため、日本に連絡する必要がある日は、17時ごろからメールやメッセージを送り始めます。日本側からすぐに返事が届くこともあり、気がつけば21時ごろまで連絡を取り続けていることもあります。
一日の中に、アメリカの時間と日本の時間があるような感覚です。
以前は、この時差がとてもつらい時期もありました。
サンタバーバラの生ウニを、日本のミシュラン掲載店へ卸していたころのことです。
扱っていたのは生ものです。
発送したら終わりではありません。荷物が今どこにあるのか、飛行機にきちんと載ったのか、通関で止まっていないか、予定どおり店舗に届いたのか。
商品が無事に到着するまで、ずっと追跡し続けなければなりませんでした。
アメリカが夜になっても、日本では荷物が動いています。こちらで眠ろうとしても、商品の状態が気になって何度も確認してしまいます。
あのころは、本当に時差がつらいと感じていました。
しかし、今は少し考え方が変わりました。
生ものの物流のように、常に動きを追わなければならない仕事では、時差は大きな負担になります。
一方で、仕事の内容と仕組みを整えれば、時差は利点にもなります。
日本が眠っている間に、私はアメリカで調査や準備を進めることができます。そして、こちらの夕方に日本へ連絡すれば、日本の朝から次の仕事を進めてもらえます。
日本が動いている時間と、アメリカが動いている時間。
その二つをうまくつなげることができれば、仕事を止めずに前へ進めることができます。
時差そのものを変えることはできません。
けれども、時差に振り回されるのか、時差を利用できる仕組みをつくるのかは、自分で考えることができます。
日本とアメリカをつなぐ仕事をしている今、時差もまた、私が活用できる一つの資源なのだと思っています。